マヤ・マルムクロナの作品についてのブックレットが出版されました。デジタルバージョンをpdfファイルでダウンロードしてご覧いただけます。下記のリンクをクリックしてください。製本バージョンを御入用の方はぜひコンタクトフォームよりお問い合わせください。

プロフィール: Maja Malmcrona

マヤ・マルムクロナは1993 年、スウェーデン生まれ、スイス在住の作家です。大学で建築を学んだのち、哲学の修士号を取得、現在はチューリッヒを拠点に活動しています。建築、哲学を学んだバックグラウンドから、空間とそこから生まれる我々の体験に興味を抱き、それをテーマとして制作をしています。近年では、チューリッヒにあるArt Forum Ute Barthにて、Young Art Awardも受賞しました。モノクロームのみで構成される作品群は影と光を表し、黒を使うことによって生み出される影によって全体像が見え、作品が完成します。日本の作家や文化からも影響を受け、中でも谷崎潤一郎著作の『陰影礼賛』には大きな影響を受けたと言います。空間とそこから生じる経験や感覚を徹底して意識し、 作品をものとしてではなくひとつの体験として提示するその姿勢を見ると、現象学の実験を繰り返しているかのような感覚に陥ります。