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インタビュー: 西久松 友花
Feb 3,2024
Yuka Nishihisamatsu
西久松 友花
西久松友花は1992年、京都府亀岡市に生まれる。画家である両親にもとに生まれ、彼女は幼少期からスケッチに行く両親に同行していた。生まれ育った亀岡は山々に囲まれた地形と寒冷な気候のため、濃い霧が発生することで知られており、彼女はその霧が作り出す独特の雰囲気に強く魅了されていった。
西久松は主に陶芸作品を制作し、多彩な色彩と細部にわたる繊細な装飾が特徴。彼女はこれらの作品を「寄り添う場所」や祈りの対象として制作している。日本の仏教から大きな影響を受けた西久松の作品は、歴史を持つものや現在に受け継がれてきた遺物、先住文化、宗教的シンボルなどを土という素材を用いて再構築・再解釈する。
彼女の作品は、日常的な物と日本の伝統的な物を組み合わせ、それらを繊細で深みのある彫刻作品にまとめ上げることで、私たちに生命、死、再生の新たなつながりについて考えるきっかけを与える。作品の中にはしばしば蓮の花が登場するが、蓮は純粋さの象徴であると同時に再生の象徴でもある。
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